今年2冊目はタイトルにある「センスは知識からはじまる」という本を読みました。
本の著者は、グッドデザインカンパニー代表の水野学さんが書いています。
水野さんは、あの「くまモン」企画発案、キャラクターデザインなどを考えられた方でもあります!
この本は「センス」とは‟何で“、‟どうやったら身に付くのか?”といったヒントが書いてあります。
そもそもセンスの良さって何だ・・・
センスは数字で測れるものでないため、持って生まれた才能や、感覚的なものという風に捉えてしまいがちで、多くの人にとって苦手意識のある言葉かもしれません。
しかし、筆者は「センスの良さ」とは、「数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力」と定義しています。
センスを磨くには「普通」を知ること
センスを磨くにはどうすれば良いか ⇒ 「普通を知ること」が重要のようです。
「普通」を理解しておくことが、「良し・悪し」を測ることが出来る唯一のツールであり、
数字で測れないセンスを掴むためには、この「普通」という判断軸を理解しておくことが必要になってくるようです。
そして、数値化出来ない事象を測る方法(知識)を多く持っていることが、センスを磨いていくことの手段になります。
なるほど!
「知識」を増やすためのコツ3点
①王道から解いていく
王道とはそのジャンルや商品において、「定番」や「ロングセラー」等、既に最適化されている商品。
王道を知ることで、そのジャンルの製品を最適化する際の指標ができます。
そして、王道を探し出す過程で知識の習得にも繋がっていく。
②今、流行しているものを知る
流行は一過性のものであり王道とは真逆のものですが、知識の幅を広げる効果がある。
雑誌を読むと流行を効率よく知ることができます。
③「共通項」や「一定のルール」がないか考える
王道と流行の共通点こそが、その製品に求めていることだと言えます。
イノベーションは、ゼロベースではなく、知識と知識の掛け合わせ。
世の中に既にあるAと、新しいBを掛け合わせて、Cという新しいものを生み出していく。
まとめ
この本で筆者は、「どんな職種にもセンスが必要不可欠になっている」と言われています。また、「センス」は研鑽や知識の習得の中で磨いていけるものということも言っています。
まずは思い込みを捨てて、幅広い知識の習得にチャレンジしていきたいと思う!