【書評】藤田晋「渋谷で働く社長の告白」を読んだ感想

今年3冊目の本はサイバーエージェント社長の藤田晋さんが執筆された本です。

藤田さんの生まれは福井県鯖江市。カネボウで働かれるお父さまの関係で大学で東京に上京されるまでは福井県で育ち、青山学院大学に入学と共に上京。
その後、「21世紀を代表する会社を創る」というヴィジョンの基にサイバーエージェントを設立されています。

この本から得られたポイントは以下の3つ。

動きながら考えていくことの重要性

事前に計画性を持って進めることも重要だが、まず動いてみて足りない部分を考えながら修正していくということが物事を進める上で、大事なんだなということが改めて理解できました。

特に藤田さんのバイト時代やインテリジェンス時代のシーンでは、フットワークの軽やかさが伝わってきて、勝手に想像していた人物像と意外と違っていて驚きでした、

仕事はひとりではなく、チームとして結果を出すもの

まだサイバーエージェントを立ち上げる前のインテリジェンスで働かれている時の場面です。

営業に奔走する藤田さんで、たくさん受注して数字を上げることが会社への貢献と思っていた藤田さんですが、バックオフィスのスタッフへ事務処理を依頼した時に、経理担当の女性からしこたま怒られた事があるようです。
商品を納品するまでが営業の仕事で、受注後のフォローがおそろかになっていたようです。

自身も営業をやっていたことがあるので、こういったシーンは非常に共感できました。

人との出会いの大切さ

この本を読んでいて、ホリエモンこと堀江貴文さん始め、名前を聞いたことがある方が結構出てきます。

サイバーエージェントの起業初期に開発していた「サイバークリック」という広告サービスがリリースに間に合わないといった時に、当時オン・ザ・エッジの堀江さんに開発を依頼して助けてもらっていたりします。
そして、藤田さんがインテリジェンスの営業時代からオン・ザ・エッジの開発したシステムを売っていたりしていて、色々なとことで繋がりがあるんだなと思います。

バイトで入った会社、インテリジェンス時代、サイバーエージェント起業後と様々な場面で、人と出会い、助けられていくところも運命なんだろうなと思いました。

終わりに

先日、渋谷に仕事で行く用事があったのでサイバーエージェントのオフィスビルを見てきました!(外からですよ)

本でも触れているスタート時の貸テナントの1室から、約27年でここまで大きな自社ビルに成長させていることに感動しました。

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