一人の人物を徹底的に掘り下げるというテーマで、今回もサイバーエージェント社長の藤田晋さんの本を読みました。
これまでに読んできた本は、自伝的な内容や内面に関しての部分が多かったですが、今回読んだ本はタイトルの通り、がっつり仕事学について書かれている本で、実践にも活用できそうな内容だなと思って読み進めていました。
今回も例に倣って、特に印象に残った部分について3点ピックアップしてみました。
効率よりも場数が能力を決める
はい!この本でも場数に関しての内容がやはり書かれていました。
あれこれと考えている暇があれば、まずは場数を増やして経験値を蓄えることが大事ということです。
そして、場数を増やすことによって、判断のスピードが上がる、そして正しい答えも出せるようになるということを言われておりました。
新しいことに挑戦する時や、初めての人に会う時というのは、どうしても二の足を踏んでしまいがちですが、まずは「場数=行動」ということを大事にしていきたいと改めて思いました。
「すべきでない」を決めれば成長は早くなる
この章も非常に印象に残りました。
人は自分の得意なこともあれば、何をやっても不得手なこともありますが、この不得手なことに時間を割くのはムダだということです。
不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。
ピーター・F・ドラッカー
ただし、この本で言っているのは、やる前から頭で考えて「すべきでない」と決めつけてしまうのは問題で、まずは何でもやってみることが大事ということです。
その上、続けるのか・止めるのかを判断するのが大事ということになります。
自らの「失敗の法則」を把握しよう
人間一度始めてしまったことを途中で止めるのは結構難しいものですが、失敗の兆しが見えたら手を引くルールを作っておくことも大事ということを言われています。
本の中では麻雀に例えて書かれていましたが、自分の手牌ばかりを気にして完成度を求めると、周りの人に先に上がられてしまい、結果としては何も残らないということになります。
ビジネスだけでなく投資などにも通ずる部分があると思いますが、こうなったら一度手を引くというルールを設定することは大切ですね。
サンクコストという言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、頭で理解していても実際にその場面に直面するとなかなか手を引くのは難しいですよね…
まとめ
今回学んだポイント3つを纏めてみると、
まず行動 → 継続するか・撤退するか判断 → 失敗の兆しがあったら手を引くルール設定
この流れを頭に入れておくだけでも、色んなことに挑戦する勇気が持てると思いました。