【書評】見城徹+藤田晋「憂鬱でなければ、仕事じゃない」から得られた気づき3点

とことん一人の人を深掘りしてみようということで、サイバーエージェントの藤田社長の本を読んでいこうと決めてみました。

なんとなく1冊目を手に取って読んでみたことがきっかけで、YouTubeで起業したての頃の動画を観たりしていく中で、冷静の中に燃える情熱のようなものが感じられるのが藤田社長の印象です。

今回ご紹介する1冊は幻冬舎の社長の見城徹さんと書かれた本になります。
本の構成は、今回の見出しになっている項目に対してそれぞれ見開きで、
最初に見城さんの意見、次に藤田さんの意見という感じで進んでいきます。
非常に読みやすくて1日で読破してしまいました。

その中から特に印象的だった部分について3点纏めてみました!

努力は自分、評価は他人

まず最初にガツンと来たのが「努力は自分、評価は他人」という項でした。
見城さんも藤田さんお二人とも、当然ですがプロセスよりも結果主義。

お二人の会社にも「結果よりもプロセスを見てほしい」という社員の方がいらっしゃるようですが、お二人ともこれには否で、プロセスは結果論での副産物という考え方。

圧倒的努力は、いつか必ず実を結ぶ

憂鬱でなければ、仕事じゃないP.34より引用

上で引用させて貰った文は見城さんの言葉です!
どこかで自分もここまでやっているんだからという思いになってしまう時がありますが、
結果を出すことに拘って取り組まないといけないなと喝を入れて貰う機会になりました。

これほどの努力を、人は運という

ここでは藤田さんの考え方に非常にハッとさせられました。
特に先見性について語っている部分には、なるほどと思わされました。

僕にあるのは、五年後、十年後、そして三十年後、こうなっていきたいというビジョン。
そのビジョンから逆算して、今足りないことや、今後生じてくるであろう問題を、
一つ一つ潰していく。

憂鬱でなければ、仕事じゃないP.74より引用

確かに藤田さんはネットバブルが起こる前から手をつけていたので、ここまでサイバーエージェントは大きくなっているとも考えられるが、必ずじも同じ時期に同じようにネットビジネスをやっていた人が全員が成功している訳ではない。

今後起こるであろうことに対してのビジョンを掲げ、それから逆算して足りない部分を対策を講じていくことで、結果として成功に繋がる。

それが他人からみると先見性があるように見えてしまうのだろう。

打率三割三分三厘の仕事哲学

最後に良いなと気づかされたのが「打率三割三分三厘の仕事哲学」という考え方でした。

プロ野球の世界では、三割三分三厘打てば、ほぼ間違いなく首位打者になれる。
一人の打者が一試合でバッターボックスに立つのは、およそ四回。
そのうち一回フォアボールを選び、一本だけヒットを打てば、全バッターの頂点に立てるのだ。

憂鬱でないと、仕事じゃないP.174より引用

上で引用した言葉、確かに言われてみるとそうだなと頭ではな理解出来る。
ただ、実際に自分が同じようなシチュエーションに立たされた時に同じ行動が出来るかというとなかなか難しい。

一度上手くいったことが頭にあると、次も成功すると思って苦手なコースにも手を出してしまう、そして本来の自分のフォームを見失い、どんどん泥沼に嵌り打率を下げてしまうといったことが起こるようだ。

本来の自分の得意なフォームやルールを守って取り組むことが大事!

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