【書評】鈴木おさむ「仕事の辞め方」を読むことで得られた気づき3点

今回は、2024年1月25日に幻冬舎より発売された、放送作家の鈴木おさむさんの著書「仕事の辞め方」を紹介します。
本の内容は、現在仕事を辞めようと考えている方や悩んでいる方だけでなく、前向きに取り組んでいる方にとっても色々と気づきがある本だと思います。

本を読んで私が気づいたことについて3点を纏めてみました。

ワクワクしているかを大事にする

まず、現在の仕事を続けるかどうか判断するにあたって「ワクワクしているか」、ときめきを持てているかということが1つの辞めるサインであると書かれていました。

仕事を続けていく中で、年齢を重ね、家族を持ったり周りの環境が変わったりしていく中で、本来やりたかった仕事であっても、どこかでお金のために働くという気持ちに変わってきて、「仕事は楽しくなくても続けるもの」という考えに変わってしまうことがあると思います。

仕事を続けていくと、経験値が増え将来何が起こるかということにも想像が付いてしまったり、ミスをしたとしても対処の仕方が分かっていて、徐々に仕事への緊張感というものが徐々に薄くなっていってしまうと思います。

このように新しいことへのチャレンジが減ったり、経験値が増えていくことで徐々にワクワク感というものが無くなってしまうということでした。

別の章に書かれていた内容ですが、「ONE PIECE」の映画を脚本を担当することになったときに、尾田栄一郎先生から少し先のストーリーをご本人から教えて貰ったようです。
その時の尾田先生の話し方は、本人が一番楽しんでいることが伝わってきて、「ワクワク」していることが伝わってきたようです。

本人が「ワクワク」していれば、その気持ちが周りの人にも火をつけることになり、巻き込んでいくリーダーの姿だということが書かれていました。

このような仕事への姿勢自分の仕事にも繋がりそうだなということを思いました。

とにかく量をこなす

仕事や企画の打率を上げていくには、まずは「量をこなす」ことが必要と書かれておりました。量をこなしていく中で、上司や周りのスタッフの癖や好みが理解出来るようになると。

そして、それを継続していくことで、10本中1本のヒットから3本中1本という感じに、
徐々に打率が上がってくるようになっていくようようです。

「まずは動くこと、試行回数を増やすことが大事」といった言葉を最近読んでいる本や、見ている動画から見聞きすることが多く、鈴木おさむさんの本からも改めて「動くこと」の大事さを気づかされました。

このブログにおいても反応の良い記事、悪い記事ということが実際にPV数という形で表れます。打率を上げるためにもまずは打席に立つこと、記事を書くことを増やしたいと思わされました。

辞めるという選択肢を持つこと

「仕事を辞める=凄い悪いこと」みたいに受け取ってしまう人が多いと思いますが、「辞めるという選択肢を持つ」ことは、新たな人生を切り開くためのきっかけになるだけでなく、逆に仕事に対しての向き合い方が好転することもあると思います。

仮に今の仕事を辞めることによって、他の人の迷惑になるのではないかと考えてしまいがちですが、実際には辞めてみても代わりの人が出てきてあまり問題にはならない。
反対に、仕事において重要なことを任されていたキーパーソンであったら、その人が抜けることによってチームがより強くなるということもあり得るとも書かれていました。

まずは、仕事を辞めるということに対してのハードルを高くしないことがポイントだと思います。

最後に

他にも本書では、「ソフト老害」、「こんな人がいたら辞めるポイント」、「ストレスの蓄積」、「辞めるための手順」といった言葉や内容の他にも、ホロっとするようなストーリーも詰め込まれており非常に面白い本でした。

これまで仕事を辞めるということを焦点を当てた本はあまり無かったと思うので、実際に今の仕事を辞める気がなかったとしても、読むことで色々と気付かされる本になっていると思います。

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