今回紹介するレッドウイングは「スーパーソール」と呼ばれることも多い、STYLE NO.8133というブーツです。
何となく自分の中では夜が似合うブーツという位置付けにしています!笑
8133ってこんなブーツ
STYLE NO.8133はアッパーのレザーにはブラック・クローム、靴底にはスーパーソールが使われているブーツになります。
ブラック・クロームレザーは表面に厚い塗膜を施しているため、油分が抜けにくくオイル塗布の頻度も少なめで良いと、ケアが比較的簡単なレザーになります。
それでいて、ブーツクリームを塗れば艶が出るレザーになるのでケアをしていても面白いブーツかと思います。
普段自分がやっているケアは履く前、履いた後にブラッシングをするだけで、革が乾燥してきたかなと思ったらブーツクリームを塗る程度にしています。
ラスト(木型)は326番ラストが採用されており、通常のモックトゥの23番ラストよりも少しだけ細身なのが形としての特徴になります。
また、踝部分には他のブーツには無いクッション材も付けられているので、最初から履き馴染みの良いブーツになっています。
そして、シューレースを縛るためのハトメ上部3箇所がスピードフックという仕様になっているので、脱ぎ履きがしやすいということもメリットとして挙げられます。
スーパーソールってなんだ?
1970年代に入り、これまでのワークブーツに採用されていたグッドイヤーウェルト製法といった従来の製法に変わり、セメント製法が増えてきました。
セメント製法はソールを直接靴本体に取り付ける製法になっており、コストが安くできるということを理由に採用が増えていました。
そういった市場の中で、レッドウイングはこれまで採用していた従来の製法と同等の強度を持たせながら、低コストを実現するために開発したのが”スーパーソール”になっています。
スーパーソールはレッドウイングが特許を取得した製法になっています。
一番の特徴は底付けの工程で、アッパーとソールを縫い付けて一体化するのではなく、アッパーと中底までを一体化させた後、鋳型にセットして発泡ウレタンを流し込みソールを成形するという部分にあります。
おぉ、確かに全然違う!!!
それによって、低コスト化、ブーツの軽量化、耐摩耗性も得られています。
また、中底には低反発ウレタンのポロンというウレタンソールが採用されており、クッション性・グリップ力にも優れたブーツになっています。
唯一の弱点はソールの張り替えが基本出来ないという事くらいだと思います。
何しろカッコいいし、履きやすい
色々と長々と書いてきましたが何よりも「カッコいいし、履きやすい」ブーツです。
黒で統一されたアッパーとソールの中に、白いスティッチが施されているのも、
非常におしゃれで色んな服装とも合わせやすいと思いますよ。
また、他のブーツと比較しても軽量かつ中敷のクッション性もあるのでスニーカー感覚に近いブーツにもなっていると思います。
ブーツ初めての1足目としてもオススメできるブーツかと思いますので、ぜひ興味があったら見てみてください。