今年も早くも3月に入りましたねー!
1月に続いて、今月も2月の世界経済の指標を振り返ってみたいと思います。
世界経済
世界経済は、先月同様に金融引き締めによる鈍化の傾向もありながら、直近の指標では回復基調と伺えます。
グルーバル製造業PMIの数値は1月50.0(前月49.0)となっており、景気拡大と収縮の分岐点となる50.0のちょうど真ん中にいます。また、サービス業に関しても1月は前月より更に回復しており52.3(前月51.6)という数字になっています。
国別に捉えていくと、アメリカは堅調な成長を見せていますが、ユーロ圏に関しては製造業を中心に金融引き締めの影響も出ているのか停滞気味です。
指標目線だとユーロ圏のサービス業PMIは回復基調となっていますが、製造業PMIは依然厳しく46.1(前月の46.6)という数値で前月を下回る格好になっています。
中国経済に関しては回復基調ではあるものの、不動産市況の落ち込みの影響もあって緩やかな回復となっています。
日本経済
日本経済に関しては、2月速報値で製造PMI47.2(前月48.0)、サービス業PMI52.5(前月53.1)となっており、前月と比較すると落ち込んでおります。
一方で輸出関連については、半導体不足が少し和らいだこともあって自動車関連を中心に好調さを取り戻しています。ただし、自動車関連も日本国内だけに目をむけると、新車販売台数は前年同月比で▲12.4%となっております。
半導体関連では、熊本に台湾の半導体メーカーのTSMCが工場を立ち上げ生産を開始しています。ニュースとかでも多く取り上げられていましたが、1企業の工場1つが立ち上がることで、これだけ町全体を潤すというのはすごいですね〜。
日銀の金融緩和政策も現状維持という方向性を取っており、大きな動きは今の所ないですね。日経平均が過去最高値を更新していたり、企業目線では好調が伺えますが、個人目線だと円安など結構厳しい状況が続きますね・・・
まとめ
まだまだ、今のところは同じ指標を継続してい眺めていくことで、世の中の動きを観察していくという感じで取り組んでいます。
徐々に慣れてきたら、確認する指標をふやしていくことで、より深く世界経済の動きを掴めるのかなと思っています。